モニタリング概要
2010年に発足した日中韓大学間交流・連携推進会議において、日中韓の大学間で質の高い交流を行う「キャンパス・アジア」構想の実現とともに、質の保証を伴った交流の在り方について議論が重ねられました。並行して、大学改革支援・学位授与機構(NIAD-QE)1、中国教育部高等教育教学評価センター(HEEC)(現:中国教育部教育質評価センター(EQEA)2)、及び韓国大学教育協議会(KCUE)の日中韓の質保証機関においても、国際的な教育における質保証の在り方を共通課題と認識し、その方策として「キャンパス・アジア」を質保証の側面から支える共同の取組を行うこととしました。
具体的には、2011年より上記3機関が共同で質保証プロセスを検討し、「キャンパス・アジア」第1モード(パイロット期)のプログラムに対するモニタリングを2013~2014年(1次モニタリング)と2015~2016年(2次モニタリング)の2度、実施しました。2018~2019年には、「キャンパス・アジア」第2モード(本格実施期)のプログラムに対して「モニタリング+(プラス)」を共同で実施しました。
これら一連のモニタリング活動は、日中韓の大学コンソーシアムが実施するプログラムを対象に教育の質の観点から優良事例を抽出し、それらを国内外に広く発信することで、ダブル・ディグリー等の国際的な協働を伴う教育プログラムの質の向上に寄与することを目的とするものです。
第1モード・第2モードの各プログラムの内容はこちら:
文部科学省「大学の世界展開力強化事業」キャンパス・アジア(東京工業大学キャンパス・アジア事務局HP)
1 大学評価・学位授与機構と国立大学財務・経営センターは平成28年4月1日に統合し、大学改革支援・学位授与機構となりました。
2 中国教育部高等教育教学評価センター(HEEC)は、2022年に中国教育部教育質評価センター(EQEA)となりました。