「キャンパス・アジア」拡大スキーム
ASEAN諸国を中心とした「キャンパス・アジア」の展開
2019年9月の第7回日中韓大学間交流・連携推進会議(文部科学省HP)において、日本から、日中韓以外のアジア各国・地域からの参画を得て、アジア全域で質の保証を伴った大学・学生間交流を活発化するための理念が提唱され、その重要性について合意がなされました。また、同会議では、日本より、アジア全域への本格拡大に向けた具体的なスキームとして、「3つの手段」と「公認プログラム」の仕組みも提案されています。2020年1月の第3回日中韓教育大臣会合(文部科学省HP)においても、質保証の重要性とともに、「キャンパス・アジア」スキーム拡大の理念及び方向性について大枠の合意が得られています。
3つの手段
第1・2モードの成果 を継続し、さらにアジア全域からの参画を得るために、次の3つの手段でアプローチします。
<手段1> | 日中韓3か国でコンソーシアムを形成する従来型の継続プログラムを支援する。 |
<手段2> | コンソーシアムに参加する対象をアジア各国・地域(特にASEAN)に拡大する(「キャンパス・アジアプラス」プログラム)。 |
<手段3> | ASEANやアジア各国・地域で実施しているプログラムのうち、「キャンパス・アジア」と同等の質保証の基準を満たすコンソーシアムへ対象を拡大する。 |
公認プログラム
アジアの大学コンソーシアムで運営されているプログラムを対象に、質の保証を伴った交流であることを証明するために、独自の認定制度の導入を目指しています。
具体的には、認定プログラムのための「共通質保証基準」を定め、基準をクリアするプログラムを公認プログラムとして認定することを予定しています。